院長ブログ

2022.08.11更新

調布市、三鷹市、府中市の皆様、こんにちは

東京都調布市の西調布犬猫クリニックです。

 

膵臓は、血糖値を下げるインスリンやタンパク質の分解を助ける酵素を産生する臓器で、消化管の一種に分類されます。ワンちゃんでは右上の腹部に位置しており、急性膵炎になるとそのあたりに極めて強い痛みが突発的に生じます。

今回はそんな膵炎が慢性化したケースについて、症状や原因、治療法について解説します。

 

▼慢性膵炎とは?

慢性膵炎とは、膵臓に慢性的な炎症反応が生じている状態です。膵臓の線維化や萎縮といった、急性膵炎には見られない症状が現れるのが特徴です。

こうした変化は不可逆的なものであり、治療を施しても元には戻らない点に注意しなければなりません。

 

▼慢性膵炎の症状

慢性膵炎は急性膵炎よりも症状が目立ちにくいため、飼い主さんが気付かないことも多々あります。

病態の進行も緩徐であり、日頃からしっかりと観察して、ちょっとした変化にも気付いてあげられるようにしておくことが大切です。

具体的な症状としては、食欲不振、元気低下、下痢、嘔吐などが挙げられます。ケースによっては炎症反応が急激に悪化する「急性増悪」の症状が認められます。

 

▼慢性膵炎の原因

慢性膵炎の根本的な原因は現状、解明されていません。高脂肪食を習慣的に食べていたり、内分泌疾患を患っていたりすると、膵炎のリスクは高まります。

 

◎発生メカニズムは急性膵炎と同じ

 

膵臓の炎症が慢性化する慢性膵炎も、発生メカニズムは急性膵炎と変わりません。

本来は十二指腸で活性化される「トリプシノゲン(=トリプシンの前駆体)」が膵臓内で「トリプシン(=タンパク質分解酵素)」に変化してしまうことで、消化作用を発揮します。

膵臓はその他の臓器と同様、タンパク質が主成分であり、トリプシンが活性を持つと自らを消化し始めてしまうのです。

もちろん、膵臓にはそうしたトラブルに対応するための防御機構も備わっています。

膵分泌性トリプシンインヒビターと呼ばれる酵素がトリプシンの活性をキャンセルすることで、膵臓を保護することができます。

ただ、膵臓内で活性化されるトリプシンの方が多くなれば、自ずと自己消化の作用が促進され、炎症反応も強まります。

 

▼慢性膵炎の治療法

慢性膵炎の治療法は、基本的に急性膵炎と同じです。特効薬と呼べるものは開発されておらず、対症療法で症状の改善をはかります。

具体的には輸液、薬物療法、栄養療法で対応します。重症度が高い場合は入院が必要となります。

また、必要に応じてタンパク質分解酵素阻害薬や膵臓消化酵素剤などを使用することもあります。

 

▼慢性膵炎の予防法

慢性膵炎は、高脂肪食をとっていることがリスク因子となるため、低脂肪食を心がけることが大切です。

具体的には唐揚げやフライなどの揚げ物、生クリームなどは脂肪分が多く、膵炎のリスクを大きく上昇させます。

テーブルの上に残った食べ物をつまみ食いさせないことも大切です。とにかく私たち人間が好んで食べるようなものをワンちゃんに与えないよう気を付けてください。

また、肥満も膵炎のリスクを引き上げることから、太っているワンちゃんはダイエットに努めることが大切です。適度な運動も欠かさず行うようにしましょう。

かかりつけ病院で定期検診を受けていれば、慢性膵炎の予防、早期発見・早期治療も難しくなくなります。

 

▼まとめ

今回は、犬の慢性膵炎について解説しました。急性膵炎とは少し異なる点がありますが、治療法や予防法はほぼ同じです。

予防や早期発見が重要である点も変わりありませんので、日頃からワンちゃんの不調にはすぐ気付いてあげられることが大切です。

また、食習慣ともかかわりの深い病気だけに、食事の管理も飼い主さんが徹底してあげてください。

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投稿者: 西調布犬猫クリニック

2022.08.11更新

調布市、三鷹市、府中市の皆様、こんにちは

東京都調布市の西調布犬猫クリニックです。

 

犬の膵炎は激しい痛みを伴うこともあり、飼い主さんとしては不安な気持ちで胸がいっぱいになってしまうことがあるかと思います。

具体的な治療は獣医師に任せるとして、飼い主さんがやれることは毎日の食事の管理です。

今回はそんな愛犬が膵炎になった時の正しい食事の摂り方について詳しく解説します。

 

▼最優先は「低脂肪」

愛犬が膵炎にかかった際、食事管理で最も注意すべきなのは「脂肪」です。

高脂肪の食事は膵炎の発症リスクを高めるだけでなく症状の悪化にもつながるため、低脂肪のフードを積極的に選ぶようにしましょう。

 

◎脂肪の「質」にもこだわる

脂肪は、生命活動を営む上で欠かすことができない栄養素であり、摂取量をゼロにする必要はありませんが、質の良い脂肪を効率よく摂り込むことが大切です。

その上で注意していただきたいのが、脂肪の「酸化」です。

脂肪は、加熱や酵素接触を受けることで酸化し、金属でいう“錆びた”状態となることから、それを摂り込んだワンちゃんの身体にダメージを与えてしまうのです。

酸化した脂肪は膵炎の症状を悪化させることもあるので、できるだけフレッシュな脂肪を摂取するよう努めましょう。

また、動物性の脂肪は血中のコレステロールや中性脂肪の濃度を高めるため、植物由来の「オメガ3脂肪酸」などが豊富に含まれたフードを選択すると良いといえます。

 

▼「低糖質」で合併症を防ぐ

膵臓は、タンパク質分解酵素だけでなく、血糖値をコントロールするインスリンの分泌も担っている臓器です。

そのため膵炎を患っているワンちゃんは、糖尿病を併発することも多く、糖質への配慮も必要となります。

膵炎を患っているワンちゃんに対しては、糖質が豊富に含まれたスイーツ類を与えないようにしてください。

普段のドックフードも血糖値が上がりにくい低糖質なものを選ぶようにしましょう。

 

▼「高消化性タンパク」で腸の負担を減らす

膵炎のワンちゃんでは、タンパク質分解酵素が正常に働かず、腸への負担が大きくなりがちです。

そこで消化しやすい「高消化性タンパク」の食事を与えることで、消化管の負担を大きく減らすことが可能となります。

 

 

▼急性膵炎と慢性膵炎の違い

膵炎は、急性膵炎と慢性膵炎の2つに大きく分けられます。急性膵炎では、腹部の激しい痛みといった急性症状が認められますが、慢性膵炎の場合は嘔吐や下痢、食欲不振などが長期的に見られます。

そのため急性膵炎の場合は、治療開始当初の絶食は避けられません。

急性期に無理して食事を摂ろうとしても、症状に悪化につながりかねないので、獣医師の指示通りに対処することが大切です。

ただし、長期的に絶食する必要性は低く、食事による栄養サポートをしっかり行うことで、病気の治りも早まることが多いです。

 

▼まとめ

今回は、愛犬が膵炎になった時の正しい食事の摂り方について解説しました。

最も重要となるポイントは「低脂肪」であり、「低糖質」「高消化性タンパク」という観点も加えることで、膵炎の治癒を促進するような食事を摂ることができます。

もちろん、ワンちゃんの膵炎は食事だけで治るものではないので、必ずかかりつけの動物病院を受診して、適切な検査・診断・治療を受けることが大切です。

当院までご相談いただければ、膵炎にかかったワンちゃんの食事管理についても、適切にアドバイスさせていただきます。

 

調布市、三鷹市、府中市にお住まいの方はぜひご相談ください。もちろん他の地域からのご相談もお受け致しております。

西調布犬猫クリニック

 

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投稿者: 西調布犬猫クリニック

2022.08.11更新

 

調布市、三鷹市、府中市の皆様、こんにちは

東京都調布市の西調布犬猫クリニックです。

 

膵臓は、消化器の中でも比較的マイナーな臓器で、その役割についてはあまり良くご存知ない方もいらっしゃることでしょう。

ワンちゃんの場合は右上の腹部に位置していて、胃から十二指腸に沿うように存在している臓器で、主に消化酵素の分泌を行っています。

今回はそんな膵臓に起こる「急性膵炎(きゅうせいすいえん)」について詳しく解説します。

 

▼急性膵炎とは?

膵炎とは、膵臓に炎症反応が起こる病気で、急性膵炎と慢性膵炎の2つに大きく分けることができます。

今回解説する急性膵炎は、本来、十二指腸で働く消化酵素(トリプシン)が膵臓で活性化されてしまうことにより、炎症反応が生じる病気です。

激しい嘔吐や腹部痛を伴うことから、ワンちゃんの異常には気づきやすいといえます。

 

▼急性膵炎の原因

膵臓は「トリプシノゲン」と呼ばれる「トリプシン」の前駆物質を産生します。

トリプシノゲンの状態であれば酵素としての活性を持っていないので、膵臓にダメージを及ぼすことはありませんが、何らかの理由で活性化されると消化作用を発揮します。

つまり、トリプシノゲンが膵臓でトリプシンになってしまうと、たんぱく質分解酵素としての作用を発揮して、膵臓自体を消化し始めてしまうのです。その結果、炎症反応が生じます。

 

◎根本的な原因は?

上記はあくまで急性膵炎が発生するメカニズムであり、根本的な原因は現状わかっていません。

高脂肪食を習慣的に食べていたり、内分泌疾患を患っていたりすると、急性膵炎のリスクが高まるものと考えられています。

油っぽいものを誤食した後に発症することもあります。

 

◎発症リスクが高い犬種は?

基本的にすべて犬種に発症リスクがありますが、ヨークシャー・テリア、ミニチュア・シュナウザー、コッカー・スパニエルなどは、比較的高リスクといえます。年齢に関しては中高齢で多いとされています。

 

▼急性膵炎の症状

犬の急性膵炎では、元気の消退、食欲不振、嘔吐、下痢、腹部痛などの症状が認められます。ショック状態に陥って連れて来られることもあります。

また、腹部が床で圧迫されるのを避けるために、伏せの状態でお尻だけ持ち上げる「お祈りポーズ」が見られることもあります。

いわゆる“プレイバウ”とはまったく意味が異なるため、十分な注意が必要です。

 

▼急性膵炎の治療法

犬の急性膵炎の特効薬は存在していないため、基本的には対症療法となります。具体的には、次に挙げる方法で症状の緩和をはかります。

 

◎輸液による循環血液量の回復・維持

急性膵炎の症状を緩和する上で最も有効的な方法のひとつが輸液です。

静脈点滴によって循環血液量が回復し、膵臓への灌流量も確保されるため、炎症を引き起こしている物質を希釈することにつながります。

その結果、消化酵素による自己消化を抑制することができます。

 

◎薬物療法

今現在、認められる症状には各種薬剤で対応します。具体的には、吐き気を抑える制吐剤、痛みを抑える鎮痛剤、胃酸の産生を抑える制酸剤などを用いて症状の緩和に努めます。

・制吐剤
・鎮痛剤
・制酸剤

▼急性膵炎の予防方法

急性膵炎を予防するためには、まず食生活から見直しましょう。

高脂肪食をとっている場合は低脂肪食へと切り替え、肥満であればダイエットすることも必要です。人間が食べているものを与えることは極力、控えてください。唐揚げや豚カツを食べてしまったり、サラダ油を飲んでしまったりして発症することが多々ありますのでキッチンやテーブルに近づけないということも大事ですね。

適切な運動を行うことも、結果的には急性膵炎の予防につながります。また、かかりつけ病院で定期的に検診を受けることも大切です。

すいい正常な膵臓(PANCREAS)

ぐ膵炎を発症した膵臓(PANCREAS)

 

 

症例の紹介

症例①

肥満気味のトイ・プードルで、急性膵炎を起こしたケースがありました。獣医師から体重の減量の指示を受けていたにも関わらず、可愛さゆえに要求されるがままにおやつや人が食べているご飯のおかずをあげていたそうです。2日前から嘔吐を繰り返し、食欲もなくグタっとしていた様です。当院に来院した際には総胆管閉塞により黄疸も見られました。各種検査を行い急性膵炎と診断。入院治療が必要でした。2週間の入院ののち無事退院されましたが、一時は播種性血管内凝固DICも発症し危険な状態に陥ったこともありました。人でも暴飲暴食が膵炎の原因になることもあります。ワンちゃんも適切な量のゴハンで適切な体重を維持することが重要ですね。

症例②

ミニチュア・シュナウザーで3日前から10回以上吐いているとのことで来院されました。腹痛もみられ、腹部を触るとヒンっと鳴き声をあげました。普段から中性脂肪やコレステロール値が高く、脂質代謝異常の可能性があり脂質代謝を促進するサプリメントを飲んでいました。当院に来院後、血液検査、超音波検査などを行い、膵炎と診断しました。入院治療とし、初期から積極的に治療を行い、5日ほどで食欲が回復し退院しました。ミニチュア・シュナウザーなどの犬種は犬種特異的に脂質代謝異常が多く、脂質代謝異常が膵炎の発症に関与することがあるように思えます。

このように肥満や脂質代謝異常などは膵炎を発症するリスクとなり得ますので普段から気をつけてみてほしいですね。いずれにせよ何度も嘔吐したりや重度の腹痛は膵炎の危険なサインなので、すぐに動物病院で診察を受けましょう。

 

 

さいごに


犬の膵炎は、命にかかわることもある病気です。適切な食事管理によって予防できる場合もある一方、病後に高脂肪食を与えすぎると再発したり、慢性化することもあります。気をつけていても突然起きてしまう急性膵炎もありますが、誤食をさせないよう徹底して、予防につとめましょう。

 

▼まとめ

今回は、犬の急性膵炎について解説しました。

急性膵炎はワンちゃんにとって珍しい病気ではないものの、重症化させると命に関わる深刻な病態へと発展しかねませんので、早期発見・早期治療が重要となります。普段から体重や食事の管理をしっかりと行い、ワンちゃんの行動の変化にはすぐに気付けるにしていてください。

少しでも気になることがあれば、いつでも当院までご相談ください。

 

調布市、三鷹市、府中市にお住まいの方はぜひご相談ください。もちろん他の地域からのご相談もお受け致しております。

西調布犬猫クリニック

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投稿者: 西調布犬猫クリニック

2022.08.04更新

調布市、三鷹市、府中市の皆様、こんにちは

東京都調布市の西調布犬猫クリニック、動物看護師のウタダです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、皆さまは"猫エイズ"というものをご存知ですか? 


猫免疫不全ウイルス(FIV)の感染により起こる症状を『猫エイズ』といいます。

このウイルスは、感染したからといってすぐに症状が出るわけではありません。ウイルスを持った状態を"キャリア"といい、自分の免疫でウイルスの活動を抑えている状態です。

しかし、免疫力が下がりウイルスが増殖してしまうと猫エイズを発症してしまいます。


発症すると、人間のエイズのように免疫不全に陥り、色々な病気にかかりやすくなってしまいます。そして病状が悪化すると最終的に亡くなってしまう病気です。
感染経路としては、母猫からの感染、交尾、猫同士の喧嘩による咬傷です。

猫から、人・犬など他の動物に感染することはありません。また、完全室内飼育で、猫エイズキャリアの猫と接する事が無ければ、ほぼ感染する可能性はありません。

ワクチンは存在しますが、100%予防できるものではないので、感染猫との接触を避ける為にも完全室内飼育にすることが感染対策として重要です。

 

しかし、元野良猫さんで、保護した時点でキャリアの場合もあるかと思います。ウイルスを持つ子が全て猫エイズを発症するわけではありません。

出来るだけその子の免疫力を落とすことがないように、ストレスの軽減や生活環境の整備など、猫ちゃんが快適に過ごせるような工夫が発症する可能性を低下させることにつながります。

例えば、猫ちゃんは高いところを好むので、キャットタワーなど上下運動ができるものを設置したり、ストレス発散のために、一日の中で遊ぶ時間を作ってあげたりすると良い思います。

また、猫ちゃんは綺麗好きなので、なるべくトイレは清潔を保ち、食事処とトイレは離して置いてあげるとより良いと思います。
猫免疫不全ウイルスのキャリアに関わらず、大切な猫ちゃんに生涯を快適に過ごしていただく為に様々な工夫をしていきましょう!

 

ところが病原体とは怖いもので、どんなに動物や人が頑張っても勝てないことはあります。

もしも猫エイズを発症してしまっても、飼い主さまは決してご自身を責めないでください。飼い主さまが猫ちゃんを思ってした行動は必ず伝わっています。

さらなる愛情をたっぷりかけて、その先を過ごしていく事が大切だと思います。

猫免疫不全ウイルスの抗体検査は当院でも行っておりますので、ご希望の方はお申し付けください!

 

西調布犬猫クリニック 動物看護師ウタダ

投稿者: 西調布犬猫クリニック

2022.07.17更新

調布市、三鷹市、府中市の皆様、こんにちは

 

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。
東京都調布市の西調布犬猫クリニックで受付をしています森田と申しますsheep

 

連日猛暑が続いていますね。
暑さのせいか体調を崩すわんちゃんねこちゃんが当院にも毎日のように来院されています。
わんちゃんはヒトよりも熱中症になりやすいため、特に注意が必要です。
本日は熱中症について簡単にお話しさせて頂きたいと思いますpencil1

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことを言います。

そのため、熱中症は屋内でも屋外でも起きますので、夏の時期は常に注意が必要ですehe

 

わんちゃんは汗をかくことがほとんどできないため、体温調節が苦手です。体にこもった熱は主に「パンティング」と呼ばれる呼吸で調節します。

特に短頭種と呼ばれる犬種(ブルドッグ、パグなど)の子や肥満の子はすぐに体温が上がってしまい、また体温が下がり難いため、より注意が必要です。

 

暑い日にハァハァとした呼吸を始めたら、すぐに体を冷やしてあげると熱中症対策には効果的です。最近では体を冷やすお散歩グッズが豊富にありますので、うまく使ってあげてください。

もちろん、水分補給も重要ですので、こまめな給水もお願いしますnico

長時間「パンティング」の状態が続いていると、体温はどんどん上昇し、ついには熱中症になってしまいます。そうならないように、夏の間はしっかり予防してあげてください。

 

万が一、熱中症になった場合や疑わしい場合は、すぐに動物病院を受診してください。
早期に治療ができればすぐに良くなります。
しっかり対策/予防をして、快適な夏をお過ごしください!汗

投稿者: 西調布犬猫クリニック

2022.04.06更新

調布市、三鷹市、府中市の皆様、こんにちは

東京都調布市の西調布犬猫クリニックです。

 

愛犬の身体にしこりが認められたら、悪い病気にかかっていないか心配になりますよね。とくに怖いのが「がん」とも呼ばれる悪性腫瘍です。ワンちゃんの悪性腫瘍では「悪性リンパ腫」や「肥満細胞腫」などでしこりが生じ、早急な対応が求められます。もちろん、犬の身体のしこりは良性腫瘍の可能性もあるため、見た目で判断せずに動物病院で診てもらうことが大切です。今回はそんな犬の身体にしこりが現れた場合に考えられる病気と原因、対処法をわかりやすく解説します。

 

▼そもそも「しこり」とは?

「しこり」というのは俗称のようなもので、専門的には「腫瘤(しゅうりゅう)」といいます。皮膚もしくは皮下組織にできる塊を指し、腫瘍だけでなく嚢胞や水疱も含まれます。ですから、腫瘤=腫瘍ではなく、何らかの理由で隆起したり、肥大化したりした組織を腫瘤(=しこり)と呼んでいるのです。犬の身体にはしこりが生じやすく、不安な思いをされたことがある飼い主さんも多いことでしょう。

 

▼犬の身体のしこりで考えられる病気

犬の身体にしこりができた場合、次に挙げるような良性腫瘍と悪性腫瘍が疑われます。

 

【良性腫瘍】

 

◎皮脂腺腫(ひしせんしゅ)

皮脂腺腫とは、黄白色をしたドーム状のしこりで、1cm以上になることは稀です。老齢犬に好発し、患部に脱毛を伴います。その名の通り皮脂を分泌する皮脂腺が異常に増殖して、腫瘍を形成する病気です。皮脂腺腫は良性腫瘍ですが、ごく稀なケースで悪性腫瘍である皮脂上皮腫や皮脂腺癌に移行することがあります。

 

◎乳頭腫(にゅうとうしゅ)

乳頭腫とは、白色をしたカリフラワー状のしこりで、主にパピローマウイルスへの感染が原因となります。積極的な治療が不要であることも多く、数週間から数ヶ月かけて大きくなっていきます。必要に応じて炭酸ガスレーザー焼烙、外科切除などで対応します。

 

◎脂肪腫(しぼうしゅ)

脂肪腫とは、皮下組織にできる脂肪の塊です。肌色でやわらかく、数年かけて徐々に大きくなるのが特徴です。急速に大きくなる場合は悪性腫瘍である脂肪肉腫が考えられるため要注意です。脂肪腫であれば、積極的な処置を施さず、経過を見ていくことが多いです。

 

◎組織球腫(そしききゅうしゅ)

組織球腫とは、皮膚に赤色ドーム状の病変を形成する病気です。患部は無毛となり、場合によっては潰瘍を伴うこともあります。非常に特徴的な症状を呈することから、診断しやすい腫瘍といえます。3歳未満の若齢犬に好発するという点も特殊であるといえます。

 

◎乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)

乳腺腫瘍とは、高齢の雌犬で好発する病気で、乳腺に腫瘍が形成されます。女性ホルモン依存性の腫瘍であり、若年期に避妊手術することでその発生を抑えることが可能です。良性:悪性の比率はおおよそ50%:50%であり、乳腺にしこりが認められたら切除して病理検査を受けた方が良いといえます。発生当初は小豆くらいのしこりで、それが急速に大きくなる場合は悪性が疑われます。

 

【悪性腫瘍】

 

◎肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)

肥満細胞腫とは、文字通り肥満細胞が腫瘍化したもので、悪性腫瘍に分類されます。皮膚に発生した場合はしこりを形成します。「肥満」という名前が付いていますが、太っていることを意味する“肥満”とは関係なく、炎症やアレルギー反応と関係が深い「肥満細胞」が異常に増殖する病気です。そのため、肥満細胞腫になるとヒスタミンが過剰に放出されて周囲に炎症反応が起こります。また、悪性腫瘍であることから、その他の臓器に転移する点にも注意が必要です。肥満細胞腫の見た目は多様で、外観だけで判断するのは難しいといえます。

 

◎悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)

悪性リンパ腫とは、白血球の1種であるリンパ球が異常に増殖する病気です。免疫を担う細胞が腫瘍化するため、感染症にかかりやすくなります。病気が進行すると、食欲不振や嘔吐、下痢なども見られるようになります。6歳以上の中高齢で発症することが多く、抗がん剤による治療が一般的です。

 

▼しこりを見つけたときの対処法

 

愛犬の皮膚にしこりを見つけたら、できるだけ早く動物病院を受診しましょう、犬のしこりの原因は、専門家でなければ正確に診断することができません。上述した悪性腫瘍の可能性も考えられますので、自己判断はせず、獣医さんの意見を聞きましょう。長い期間、大きさがほとんど変わらず、症状も安定しているようであれば良性の可能性も高いですが、獣医さんから正確な診断を受けた方が安心できますよね。

 

▼まとめ

このように、犬の身体にはいろいろな原因でしこりが生じます。今回ご紹介したもの以外にも皮膚にしこりができる病気はありますので、気になる症状が認められたら西調布犬猫クリニックまでご連絡ください。

 

②

 

投稿者: 西調布犬猫クリニック

2020.02.16更新

暖かい日があったり、寒い日があったり、なんだか変な冬になっておりますがbirdbird
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さてさて、お正月に今年はブログ頑張っていきますなんて言いながらなかなか更新できずにおりました。

今回は少し自慢になりますが少しお付き合いください。

この度、手術用の機械を買いまして、これが超超超優れものであります。

その名もオリンパスサンダービートといいます。

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どんな機械かといいますと血管を切る際に超音波と電気メスのバイポーラエネルギーを同時に使って凝固し切離します。
これにより手術時間がかなり短縮されます。従来の超音波シーリング装置よりもスピーディです。
当院では高齢のワンちゃんネコちゃんの腫瘍疾患が非常に多く、そういった動物たちの手術を短時間で終わらせることができるのですごく助かります。
実際どのぐらいの短縮になるかと言うと猫の乳腺腫瘍の手術(片側全摘手術)に関しては驚くなかれ、

これまでの半分の時間で終わらせることができます。


今まで私は手術と言ったら結紮が1番と考えておりました。結紮が早ければ手術も早く終わると考えておりました。

ゆえに若手時代には暇さえあれば結紮の練習をして、人よりもはやくうまくなろうと努力してまいりました。

しかしこの機械を使うようになって、これまでの考えを改めざるを得ません。

便利な時代になりました。

でも手術時間が短くて済むので動物たちの負担もかなり減らせます!かなり高額な買い物eheでしたが、大満足ですgya

避妊手術、去勢手術にも使用しておりますので、体内に残す縫合糸も最小限で済むようになりました。

これからもどんどん使っていきたいと思います!

つまらない話におつきあいいただきありがとうございました。

今後とも西調布犬猫クリニックをよろしくお願いいたします!!

 

①

 

投稿者: 西調布犬猫クリニック

2020.01.05更新

あけましておめでとうございますglitter

いやー、明けましたね〜。

私、やっと厄年もあけまして、清々しい気分であります。

今年も張り切って行きたいと思います!!

さて今年も1・2月にスケーリングキャンペーンを行います。

普段よりもお得になっておりますのでこの機会にぜひご利用ください。

ご興味がありましたら、スタッフまでお問い合わせください。

 

 

投稿者: 西調布犬猫クリニック

2019.12.27更新

今年も残すところあとわずかとなりました。

私、ちょっと風邪っぽい感じになっておりますが最後まで頑張ろうと思います。

さて、なかなか時間がなく皆様にご紹介できずにおりましたが、10月に1名、11月に1名の獣医師を増員致しました。

今年の3月に藤原獣医師が結婚を機に退職されましたが、それ以後私一人で診療を行っておりました。

流石にもう限界と思っていたところにいきなり2名増えましたので、気持ちとしては涙が出るほど嬉しいです。

二人とも女性です。男性が苦手なワンちゃんネコちゃんにも朗報です。

やる気満々元気な若手と、鍼治療もできるベテランですが今後ともよろしくお願いいたします。

このご時世、個人情報云々でここでは詳細をご紹介できません。

ご興味がある方は診察時に色々お話ししてみてください。

 

少しだけ、私にも時間の余裕ができそうなので、またブログを少しづつやっていこうかなと思っております。

ではみなさまお身体に気をつけて良いお年をお迎えください!!

投稿者: 西調布犬猫クリニック

2019.10.25更新

11月の休診のお知らせです

11月4日(月)文化の日振替休日

11月23日(土)勤労感謝の日

の祝日はお休みとなります。

なお、11月3日(日)文化の日は平常通り診療いたします。

 

ご迷惑をおかけいたしますが宜しくお願いいたします。

 

西調布犬猫クリニック

投稿者: 西調布犬猫クリニック

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