当院では最も一般的な方法である外側腓腹筋種子骨ー脛骨結節縫合術を実施しております。この方法のメリットは手術後早期からある程度の歩行が可能なこと、他の手術法に比べ簡単なこと、費用が他の術式に比べると安くおさえられることなどです。
まず、膝の外側を切皮して皮下織を切開し、次に筋膜、関節包を切開し関節を観察します。関節の真ん中に白い切れた前十字靭帯がみえます。
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切れた靭帯は切り取ってしまいます。その後半月板が損傷していないか確認し損傷している場合には半月板も切除します。これをしっかりやらないと痛みがとれません。それらを確認後関節包を閉じます。
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次に外側腓腹筋種子骨に糸をかけます。次にスネの骨(脛骨結節)に穴を開けます
あけた穴に糸を通し、脛骨の前にすべる動きがある程度制御されるぐらいのキツさで糸を結びます
次に筋膜を縫合しますこの時脛骨の動きをある程度制御するために脛骨結節の部位に筋膜を引っ張って来て縫合します。その後は皮下織、皮膚を常法通り閉鎖します。
以上です。3日〜一週間は包帯を巻いておきます。このワンちゃんは一週後の抜糸時には患肢を使って歩けるようになりました。
西調布犬猫クリニック
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