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腫瘍科認定医
だからこそ
できる
治療があります -
副作用や痛みなど
動物に負担をかけない
治療を考えます -
生活の質を保ちながら、
できるだけ長く
一緒に過ごせるよう
お手伝いします -
より専門的な医療提供の
ために、他施設とも連携
しています
腫瘍科認定医とは?
ご存知ですか?
5頭に1頭の
犬・猫が腫瘍で
命を落としていることを Do you know about?
犬の死亡原因の18.4%、猫では20.3%が腫瘍によるものと報告されています。
これは5頭に1頭の愛犬・愛猫が腫瘍で命を落としている計算になります。
腫瘍(がん)は、早期発見・早期治療によって治療効果が高まり、完治や⾧期生存も期待できる疾患です。しかし、発見が遅れるほど治療が難しくなります。

だから腫瘍診療には専門知識を持つ認定医が必要です
多くの動物病院では、一般診療として腫瘍の診察も行っています。動物病院は基本的に全科診療で、どの病院でも診てもらうことは可能です。
しかし、腫瘍は愛犬・愛猫の命に直結する重要な疾患。
適切な診断・治療を行うには、腫瘍に関する専門的な知識と経験が不可欠です。

出典
- 日本獣医がん学会
- 獣医師法第22条の届出状況
(令和5年11月16日公表) - 動物病院カルテデータをもとにした
日本の犬と猫の寿命と死亡原因分析
(2022年6月15日公開)
当院院⾧は腫瘍科II種
認定医として
豊富な実績を
持っています doctor

平成20年~23年:麻布大学附属動物病院 腫瘍科レジデント |
元日本獣医がん学会評議委員 |

worries このようなお悩みを抱えて
いらっしゃいませんか?
- 最近皮膚のしこりが目立つようになってきた
- 症状をネットで検索するたびに不安になってしまう
- 高齢で受けられる治療に制限がある
- 他院で受けた説明がよくわからなかった
- 病気についてもっと詳しく知りたい
- セカンドオピニオンを受けたい
- 他の病院で麻酔を使用した施術はできないと言われた
feature 西調布犬猫クリニックの
がん治療の特徴
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腫瘍科認定医だからこそ
できる治療があります cancer certified doctorワンちゃん・ネコちゃんの状態や飼い主様のご希望に合わせて、認定医ならではの幅広い選択肢をご提案します。
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副作用や痛みなど
動物に
負担をかけない治療を考えます less painful treatment動物の負担を最小限に抑えるため、できる限り副作用や痛みが少な い治療となるよう工夫を凝らしています。
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生活の質を保ちながら
できるだけ長く一緒に
過ごせるようお手伝いします quality of life根治が難しい場合でも、命を延ばすことだけでなく、動物の生活の質を維持することを大切にしています。
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より専門的な医療提供のために、
他施設とも連携しています linkage other facilities必要に応じて他の医療機関と連携し、大切なワンちゃん・ネコちゃんに適した治療を提供します。
がんと向き合うための
3つの治療方針 treatment policy
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根治治療
外科切除や化学療法などを用いて、がんを完全に取り除くことを目指す治療です。
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緩和治療
根治が難しい場合でも、生活の質(QOL=Quality of Life)をできるだけ維持しながら、延命する治療です。
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対症療法
将来的に予想される痛みや苦しみに備え、現在のQOLを保つことを目的とした治療です。
腫瘍疾患の
治療プロセス treatment process
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レントゲン検査、超音波検査などを行い、全身状態を詳しく確認致します。可能であれば腫瘍に対し針生検を行い、細胞診検査を行います。
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生検や手術で腫瘍の一部を採取し、病理学検査に提出して腫瘍が悪性か良性かを調べます。
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診断結果に基づき、目的に応じて、根治治療・緩和治療・対症療法野の中から治療法を選択します。
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治療開始後は、数週間から1ヶ月ごとに来院いただき、効果や副作用の有無を確認しながら治療を進めていきます。
腫瘍疾患における治療の選択肢 treatment options
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外科手術
腫瘤摘出 良性腫瘍を想定した、組織生検や治療の際に行われます。 緩和手術 癌による苦痛を緩和するための手術です。癌を治すことは難しい状況で辛い症状を緩和するために行います。腸管バイパス手術・胃瘻造設・栄養チューブの留置など。 拡大手術 悪性度の高い腫瘍に対して根治を目的に行う手術です。 -
化学療法(抗がん剤治療)
近年では、副作用の少ない新生血管阻害薬や分子標的療法などの選択肢も増えています。
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放射線治療
緩和照射 症状を緩和する照射です。癌を治すことを目的としているわけではなく、癌の進行を抑えて症状を和らげることを目的としております。 根治照射 腫瘍細胞を完全に消滅させるために行う治療です。
入院が必要な放射線治療で、1日おきに12~20回程度の照射を行います。※放射線療法が適応される症例については、大学病院をご紹介いたします。
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免疫療法
今はまだ広く行われていない治療のため、有効性が示された大規模な報告は少ないですが、可能性に懸けて実施をご希望される方にご紹介しています。例えば、活性化自己リンパ球療法は、免疫療法を代表する治療法の一つです。
治療開始までの流れ flow
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問診
病気が発覚した時期や現在の症状などを詳しく伺います。今一番困っている症状や、持病の有無などがあればお知らせください。
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身体検査
脈拍・呼吸・体温に加え、体重や体表リンパ節といった全身の状態をチェックします。
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血液検査
現在の体の状態を把握するために行います。また手術や抗がん剤治療に耐えうるかの評価を行います。
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レントゲン撮影
主に胸部の転移や骨の異常の有無を確認します。
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超音波検査
胸部・腹部の異常を発見するために行います。症状によっては、生検にも応用することがあります。
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細胞診検査
細い針を用いて腫瘍やリンパ節から少量の細胞を採取し、その場で炎症や腫瘍の有無をチェックします。
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組織生検
腫瘍の組織を採取し、病理検査に提出します。結果は通常2週間程度で判ります。
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診断結果・治療計画のご説明
診断結果を基に、治療方針を相談しながら決定します。
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治療開始
がんの種類や進行度に応じて、外科治療・内科治療を開始します。
case 症例紹介
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犬の乳腺腫瘍
犬の乳腺腫瘍は、特に未避妊の雌犬に多く見られる腫瘍で、良性と悪性の両方が存在します。発症リスクは、年齢やホルモンの影響により増加します。特に発情前に避妊手術を行うことで、発症リスクを大幅に軽減できます。悪性の場合、転移する可能性があり、早期発見と治療が重要です。乳腺にしこりを感じた場合は、すぐに動物病院で診察を受けることが推奨いたします。
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猫のリンパ腫
猫のリンパ腫は、リンパ球と呼ばれる免疫細胞が異常増殖するがんで、猫に最も多く見られる悪性腫瘍の一つです。猫のリンパ腫は体のさまざまな部位に発生する可能性があり、特に腸や胸腺、腎臓、肝臓、鼻腔、リンパ節に多く見られます。発症原因には猫白血病ウイルス(FeLV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)との関連があり、これらの感染がリスクを高めます。症状には食欲不振、体重減少、嘔吐、下痢、呼吸困難などが含まれます。治療には主に化学療法が用いられ、早期発見が治療効果に大きく影響します。
腫瘍治療実績
リンパ腫、白血病、組織球肉腫、扁平上皮癌、悪性メラノーマ、線維肉腫、軟部組織肉腫(脂肪肉腫、悪性神経鞘腫、血管周皮腫)、乳腺腫瘍切除(乳癌など)、皮膚腫瘍切除(組織球腫、肥満細胞腫、扁平上皮癌、皮脂腺癌、皮脂腺上皮腫など)、口腔内腫瘍切除(舌腫瘍、上顎・下顎切除など)、胸腔内腫瘍切除(肺癌、胸腺腫、中皮腫など)、腹腔内腫瘍切除(肝臓肝細胞癌・脾臓血管肉腫・腎臓(腎臓癌)、胃、腸管(腸腺癌)など)、膀胱腫瘍切除(膀胱移行上皮がんなど)、甲状腺腫瘍切除(甲状腺癌など)、断脚術(骨肉腫など)、断指術、直腸腫瘍切除、副腎腫瘍切除(副腎腺癌など)、肛門嚢アポクリン腺癌、腸骨下リンパ節廓清、腫瘍切除後の皮弁術 など
初回の検査 | 約30,000円~80,000円(税込) |
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外科手術 | 約150,000円〜(税込) |
抗がん剤 | 約30,000円〜(税込) |
こちらに掲載している料金はあくまで参考料金です。
診療内容や症状の進行度により、費用が異なる場合があります。
詳細はご来院時にスタッフまでお問い合わせください。