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院長ブログ BLOG

【冬も油断禁物】 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の危険性とマダニ予防

〜調布市・三鷹市・府中市近隣の飼い主様へ〜
こんにちは!西調布犬猫クリニック 愛玩動物看護師の佐竹です。

近年、全国的に報告が増加している感染症「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」
この病気はマダニを介して感染し、**犬や猫だけでなく人にも感染する可能性がある人獣共通感染症(ズーノーシス)**です。
秋冬になっても油断できず、年間を通じた予防がとても大切です。

【SFTSとは?】

SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome)は、SFTSウイルスによって引き起こされるウイルス性感染症です。
主な症状は以下の通りです。
•高熱
•血小板や白血球の減少
•嘔吐・下痢などの消化器症状
•肝酵素の上昇や黄疸
•重症化すると命に関わる場合も

特効薬はなく、点滴・栄養補給などの支持療法が中心となります。早期発見と早期治療が予後を左右します。

【犬・猫だけでなく、人も感染します!】

SFTSは犬や猫だけでなく、人にも感染します。
人の致死率は10〜30%、犬や猫の致死率は高く、特に猫では致死率が約60%です。

犬や猫で見られる症状は以下の通りです。
•元気消失・食欲低下
•発熱(39℃以上)
•嘔吐・下痢
•肝酵素上昇
•黄疸(皮膚や白目の黄染)
•血液検査で血小板・白血球減少

最初は無症状で進行することも多く、症状が現れていても上記の症状は他の疾患でも見られるため、診断が困難な場合もあります。
少しでも元気や食欲に変化があれば早めの受診が重要です。

【人間への感染リスク】

SFTSウイルスは主にマダニによって媒介されますが、注意すべきはそれだけではありません。

《主な感染経路》
1. マダニの吸血
ウイルスを保有したマダニに噛まれることで感染します。 

2. 感染した犬や猫の体液・血液への接触
感染動物の介護中や看護中に、体液・血液が皮膚や粘膜に触れることで感染する例があります。

実際に、SFTSに感染した猫の看護中に飼い主が感染した事例も報告されています。
このため、発熱や元気消失などの症状があるペットの世話をする際は、必ず手袋やマスクを着用しましょう。

【秋冬も注意が必要な理由】

「マダニは涼しくなるまで」と思われがちですが、暖冬の影響で冬でも活動するマダニが確認されています。
草むらや公園などで活動している間に、知らぬ間にペットに付着してしまうことも。

特に調布市・三鷹市・府中市などの多摩地域は、緑地や河川敷も多く、マダニの生息に適した環境です。
そのため、年間を通じたマダニ予防が推奨されます。

【効果的なマダニ予防策】

✅ 1. 駆虫薬の定期投与
→月1回(滴下・内服)

✅ 2. 散歩コースの見直し
•草むら、藪、山道を避ける
•ダニが多い環境での遊びを控える

✅ 3. 散歩後のチェック
•被毛や耳の中、首元などを念入りにチェック
•早期発見・早期除去が感染防止に役立ちます

✅ 4. 室内飼育でも油断しない
→飼い主の衣服や靴底、他のペットを介してマダニが室内に侵入することもあります。

⚠️飼い主さまへのお願い!受診前のマダニ予防を!!

院内感染を防ぐためにも、動物病院を受診する前には必ずマダニ予防を実施してください。
また、発熱や元気消失などの症状がある場合は、受診前にお電話でご相談ください。
適切な感染対策を講じた上で診察を行います。

よくある質問(Q&A)

Q1. SFTSは完全に防げますか?
A. 100%の予防法はありませんが、マダニ予防薬の定期使用と環境管理でリスクを大きく減らせます。

Q2. 室内猫にもリスクはありますか?
A. あります。外出した飼い主や他のペットを介してマダニが室内に侵入する場合があります。

Q3. ペットが咬まれたら必ず感染しますか?
A. いいえ。ただし、吸血時間が長くなると感染リスクが高まります。

Q4. 発症したら治るの?
A. 特効薬はなく、点滴や輸液などの支持療法が中心です。早期発見が命を守るカギです。

まとめ:SFTSは「知ること」「予防すること」で防げる病気です

SFTSは恐ろしい感染症ですが、正しい知識と対策で守れる命があります。
愛犬・愛猫の健康、そして飼い主様ご自身の安全のために、秋冬もマダニ予防を継続しましょう。

🌿 年間を通じてマダニ対策を行い、安心してペットとの生活を楽しみましょう。 🌿

📍 西調布犬猫クリニック
調布市・三鷹市・府中市近隣の飼い主様のために、SFTSの早期発見と予防サポートを行っています。
お気軽にご相談ください。

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