手術・腫瘍治療について

外科

当院では様々な外科手術に対応しております。
これまで培った経験をもとに一般外科から整形外科手術まで幅広く行なっております。
なお手術の際の痛みに対する管理に関しては徹底して行なっております。数種類の鎮痛薬それぞれの長所を活かし、痛みが軽度の去勢手術から重度の開胸手術や骨折整復手術までそれぞれにあった疼痛管理を行なっております。
さらに手術後の栄養管理にも力を入れております。術後なるべく早期から食餌をとることで回復が早まります。

口から食べられない場合には食道チューブや胃瘻チューブ、経腸チューブなどを設置し、腸からの栄養摂取を促します。手術侵襲を最小限にし、疼痛管理・栄養管理を徹底することで手術後の回復が格段に違ってきます。

一般外科 耳道切開術、全耳道切除(外側鼓室胞骨切術)、会陰ヘルニア整復術、鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、臍ヘルニア、軟口蓋過長、肛門嚢切除、皮膚再建手術、鼻孔拡大術 など
腹腔外科 脾臓摘出術、胆嚢十二指腸吻合術、胆嚢切除、消化管吻合術、結腸亜全摘出、結腸固定術、胃の手術、胃捻転整復固定術、幽門形成術、食道列孔ヘルニア など
胸腔外科 肺葉切除術、心膜切除、横隔膜ヘルニア、膿胸 など
泌尿器・生殖器外科 去勢手術、避妊手術、子宮蓄膿症、帝王切開、会陰尿道瘻、腹壁尿道造瘻術、腎臓摘出術、腎結石、尿管結石、尿管ステント設置、膀胱結石、尿道結石、前立腺膿瘍 など
整形外科 各種骨折整復術、膝蓋骨脱臼整復術、大腿骨頭切除術、前十字靭帯整復術、股関節脱臼整復術 など
神経・眼科外科 胸腰部椎間板ヘルニア(片側椎弓切除術)、瞬膜フラップ、眼瞼縫合 など

腫瘍治療について

当院では腫瘍(がん)の診断・治療に特に力を入れております。がんは早期発見・早期治療により根治(治癒)の可能性を高めます。ゆえに日頃より健康診断を行うことが非常に重要です。
しかしすでに進行したがんが見つかることもあります。その時にがんだからと早いうちに諦めてしまい、いよいよ大きくなってからやっぱり治療しようかなと思ってももう遅いのです。がんが見つかったとしたら、なるべく早く現在の状況を確かめましょう。

一口にがんと言ってもいろいろなタイプがあります。そのがんの性格をよく知った上で、がんの広がりや転移の有無(進行度)は?、今後どうなっていくのか(予後)?、どんな治療が適切なのか?、治療によるメリットやデメリットは?などを検討し、その個体に合った治療を選択すること(オーダーメイド治療)が重要です。

固形がんに関して言えば、手術の良し悪しで患者の予後が変わります。血液系の腫瘍(白血病やリンパ腫など)では投与する抗がん剤のさじ加減が重要でそれを誤り、抗がん剤の副作用で状態を悪化させてしまうこともあります。
稚拙な手術や抗がん剤に対する知識不足でがんをさらに悪化させてしまったり、命を縮めてしまった例を少なからず見てきました。

がん治療は他の疾患と異なり、命に直結します。
それゆえ慎重かつ丁寧に診なければなりません。そのことを肝に銘じ、がん診療に取り組んでおります。セカンドオピニオンとしてもご利用ください。

腫瘍治療実績

リンパ腫、白血病、組織球肉腫、扁平上皮癌、悪性メラノーマ、線維肉腫、軟部組織肉腫(脂肪肉腫、悪性神経鞘腫、血管周皮腫)、乳腺腫瘍切除(乳癌など)、皮膚腫瘍切除(組織球腫、肥満細胞腫、扁平上皮癌、皮脂腺癌、皮脂腺上皮腫など)、口腔内腫瘍切除(舌腫瘍、上顎・下顎切除など)、胸腔内腫瘍切除(肺癌、胸腺腫、中皮腫など)、腹腔内腫瘍切除(肝臓肝細胞癌・脾臓血管肉腫・腎臓(腎臓癌)、胃、腸管(腸腺癌)など)、膀胱腫瘍切除(膀胱移行上皮がんなど)、甲状腺腫瘍切除(甲状腺癌など)、断脚術(骨肉腫など)、断指術、直腸腫瘍切除、副腎腫瘍切除(副腎腺癌など)、肛門嚢アポクリン腺癌、腸骨下リンパ節廓清、腫瘍切除後の皮弁術など