予防接種・フィラリア

予防の大切さ

感染症を予防するためのワクチンと聞くと、人で馴染み深いものとしてインフルエンザワクチンがありますね。なぜ毎年、多くの人がインフルエンザワクチンを接種するのでしょうか?・・・それはインフルエンザに感染するとどうなるかを多くの人が知っているからです。高熱で苦しむ日々を過ごしたくないからです。そして親は子供にそんな苦しい思いをさせたくないという思いで予防接種を受けさせます。

ワンちゃん・ネコちゃんにワクチン接種をする理由も同じです。ワクチン接種さえしておけば感染症にかからないようにできます。万が一かかったとしても症状を軽くできます。そして再発を防止できます。狂犬病のように発症後100%亡くなってしまう病気やパルボウイルス感染症やジステンパーウイルス感染症のように伝染力が強く、治療が難しい病気に対し、非常に有効な方法です。

適切な予防接種を行えば、色々な場所に連れて行くことができ、一緒に過ごす時間を増やすことができますね。

予防接種

狂犬病予防接種

狂犬病はウイルスを持っている動物に噛まれることで感染します。発症すると動物も人も100%死亡する恐ろしい病気です。現在、日本での発生は確認されていませんが、これまで清浄国であった台湾で平成25年に野生動物が狂犬病に感染していることが確認され、次いで野生動物に咬まれた犬での感染も確認されました。日本にもいつウイルスを持った動物が侵入してくるかわかりません。発症を防ぐ唯一の方法は予防接種です。

※生後90日以上のワンちゃんは予防接種が義務付けられています。その後、1年に1回の接種が必要です。
※4〜6月の間は市役所(調布市、府中市、三鷹市に限る)への接種登録の手続きを代行しております。

混合ワクチン

ワクチンには1つの感染症だけに有効な単味ワクチンと複数の感染症に有効な混合ワクチンがあります。単味ワクチンとしてパルボウイルスやレプトスピラ感染症に対するものがありますが、日本で流通しているもののほとんどは混合ワクチンです。

混合ワクチンは1年に1回の接種が原則ですが、家の中だけで生活しているなど環境によっては数年に1回でもいいでしょう。しかし欧米に比べ日本でのワクチン接種率の低さを考えると安易に数年に1回にするというのは考えものです。数年に1回がいいなとお考えの場合には抗体量を測定し、接種するorしないの判断にしていただければと思います。

ちなみに日本では子犬・子猫の流通の仕方に問題があり、高度に汚染されている場所から病原体が拡散されている状況です。多くのワンちゃんが散歩で利用する道などは病原体が潜んでいる可能性がありますので予防が大切です。老齢犬においては免疫力が年々低下していきます。動けなくなってほとんど散歩をしないという状況であれば感染のリスクも低下しますが、元気で毎日お散歩にいくという場合には接種をオススメします。

予防できる感染症の種類

  • 犬ジステンパーウイルス感染症
  • 犬パルボウイルス感染症
  • 犬伝染性肝炎
  • 犬アデノウイルス2型感染症
  • 犬パラインフルエンザ感染症
  • 犬コロナウイルス感染症
  • レプトスピラ感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症

ワクチンの副作用について

過敏な体質がある場合に注射後、まれにアレルギー反応が起こることがあります。症状としては顔面の腫脹(ムーンフェイス)、掻痒、蕁麻疹あるいはアナフィラキシー反応(虚脱、血圧低下、呼吸困難、痙攣など)が起こることがあります。特にアナフィラキシーは迅速な対応が必要です。
接種後は注意深く観察してください。特に若い動物で起こりやすいので接種後数分以内に体調の変化がありましたらすぐにご連絡ください。

 

※ネコちゃんのワクチン接種後3ヶ月〜2年の間にまれに肉腫などの悪性腫瘍が発生するこがあります。当院の対応としてはアジュバンド入りの不活化ワクチンの使用を避け、さらに接種部位を後肢の皮下にしています(どうしても後肢への接種を嫌がる場合には他の部位に接種することがあります)。

寄生虫について

フィラリア症

フィラリアが心臓に寄生し、血液の流れを邪魔したり、赤血球を破壊したりします。症状としては犬では咳、息切れ、腹水、食欲不振などで重症例では死亡します。猫では一過性の咳や呼吸困難、嘔吐などが見られることがあります。その後フィラリアが死滅する時期にアナフィラキシーを起こしたり、死滅虫体が肺動脈に詰まり突然死することがあります。フィラリア症は予防できる病気です。予防を怠ると知らず知らずのうちに感染していることがあります。いつまでも元気で過ごせるよう確実な予防を心がけましょう。

※フィラリア予防薬を与える前に、感染していないことを確かめる検査を必ずしましょう。前年の予防が不完全でフィラリアに感染している場合、予防薬によって重篤な副作用を起こすことがあります。

フィラリア予防薬

予防薬として錠剤、チュアブル、注射があります。薬を飲むのが苦手な子、おやつタイプなら食べてくれる子など、個々の性格に応じて予防方法をご提案させていただきますのでご相談ください。また毎月飲ませるのが大変という場合には年に1度の注射タイプもございます。

  • ネクスガードスペクトラ(チュアブルタイプ) ★一番人気★
    フィラリア症だけではなく、ノミ・ダニの予防を同時に出来るオールインワンタイプ!投薬のし忘れ防止にもgood!管理がしやすくなります!お腹の寄生虫も駆除します。
  • イベルメック(チュアブルタイプ)
    お腹の寄生虫まで駆除してくれる!おやつ感覚で投与ができるビーフ味のチュアブルタイプ!!可愛い骨の形です。
  • パナメクチン
    錠剤タイプのフィラリア症のみを予防するお薬です。
  • プロハート12
    1回注射するだけで1年間のフィラリア予防ができます。注射なので効果が確実です。

ノミ・マダニ

ノミは庭先の直射日光の当たらないジメッとしたところや草むらなどに潜んでいます。一旦家の中に入ってくると家具のすき間や絨毯、ソファーやベッドなどに潜みます。一年中暖かい室内はノミにとっては繁殖に適していて、寄生〜産卵を繰り返します。動物に対しノミの唾液がアレルゲンとなりノミアレルギー性皮膚炎を引き起こしたり、サナダムシ寄生の原因になります。

マダニは公園や河川敷等に生えている草の葉の先端で動物が近づくのを待っています。マダニの吸血による貧血やアレルギー、麻痺を起こすことがあります。さらに様々な病原体を媒介します。人ではマダニに噛まれ重症熱性血小板減少症(SFTS)で死に至る危険性もあります。

ノミ・マダニ予防薬

おやつ感覚のチュアブルタイプと皮膚に直接垂らすスポットタイプがあります。皮膚が弱い、よくシャンプーをする、指先までしっかり効かせたいなどの場合にはチュアブルタイプをオススメします。

  • ネクスガード(チュアブルタイプ)
    フロントラインの会社より新登場!!おいしくおやつ感覚で食べることが出来る柔らかいチュアブルタイプで、ワンちゃんへのストレスがなく投与することが出来ます。
  • フロントラインプラス(スポットタイプ)
    ノミの卵やサナギまでやっつける!テレビCMでもおなじみの駆虫薬です。背中に垂らすタイプなので舐めないように注意が必要です。
  • マイフリーガード(スポットタイプ)
    フロントラインのジェネリックです。ジェネリックならではのお求めやすさで、飼い主様のご負担が少なく、予防シーズンにしっかりと続けられます。
  • ネクスガードスペクトラ(チュアブルタイプ)
    ノミやマダニはもちろん、フィラリア症の予防も出来るオールインワンタイプが登場!同時に予防が出来るので、投薬スケジュールの管理がしやすい!!お腹の寄生虫も駆除します。

その他、飼い方のアドバイス

ワンちゃん・ネコちゃんと生活していての発育状態、食餌や運動、しつけ、病気の予防と治療など、わからないことがたくさんあるかと思います。

当院では病気のことに限らず幅広いご相談に対応していますので、もしわからないことがありましたら何でもお気軽にご相談ください。
また当院ではドッグトレーナーによる個別しつけ相談会・パピークラスを毎月交互に行っております。困った事があれば是非ご参加ください。

 

 

個別しつけ相談会・パピークラス:毎月最終週の日曜日開催(都合により変更することがあります)

担当:調布 Dog index トレーナーMIKI

費用:1000円

予約制になります。お電話か受付にてご予約ください。