ネコちゃんはひも状のものを遊びながら飲み込んでしまうことがあります。ひもが固まった状態であればそのままうんちに出てしまいますが、少しずつ飲み込むと腸が蠕動運動で先へと送ろうとしますがひもの後ろの部分がついてこないため最終的に腸がひもを中心によじれてしまいます。こうなると
食べたものが腸を通ることができず、吐き続けます。治療はひも状の異物を手術で取るしかありません。治療が遅れると腸に穴があくこともあります。
これは腸がよじれてしまっているところです。
この写真は腸の蠕動運動が亢進しているのに腸内の食塊が進まないために腸重積を起こしています
腸を切開し異物を取り出しているところです
ひもが長い場合には胃や腸を数カ所切開することがあります
これがとれたものです。合わせると40センチくらいになります。
今度は別のネコちゃんですが、このネコちゃんもひも状異物ですが舌に糸が引っかかっています。この糸の両端が腸まで続いていました。結構こういう風になっていることが多くみられます。ネコちゃんが吐いているときは舌の裏を見てみましょう。
このコの場合も胃と腸を3カ所切開し糸を取り出しました。
こういった異物の誤食を防ぐのはなかなか難しいですよね。でもこういった事故が起こらないように日頃からネコちゃんの行動範囲に注意してものを置かないことが大事ですね。って言ってもね・・・トホホ
東京都 調布市 西調布犬猫クリニック
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